日本の戯曲研修セミナーin福岡vol.2 -イメージを刺激する言葉-「唐十郎を読む!」

■戯曲研修セミナーとは
演出家が戯曲を読み解き、演出の方法を探るために企画した勉強会です。日本近代戯曲の総括及び現代戯曲の研究に野心的に取り組む勉強会でもある。
福岡では、2018年に寺山修司特集でスタートして、2019年が2回目の開催となります。

企画概要

企画タイトル:日本の戯曲研修セミナー in 福岡 vol.2
日時:2019年11月28日~12月8日
会場:冷泉荘、アクロス福岡、あじびホール
参加費:1,500円(全ての講座・演目に参加出来ます)

リーディング上演
「ジョン・シルバー」演出:山田恵理香

研修・講座
【A】演出:唐十郎妄想劇場
【B】演技:イメージを刺激するカラダ
【C】創作:声で観る演劇

創作発表+シンポジウム(最終日)
戯曲研修セミナーで行った各講座「唐十郎独白激情」、「唐十郎妄想劇場」、「声で観る演劇」の創作発表を行います。発表終了後には、唐十郎戯曲に対するシンポジウムも開催。

上演観劇・講座参加・発表会観覧申し込みについて

上演の観劇、講座参加のお申し込みは、以下の内容をご記入の上ご応募ください。
①お名前
②連絡先(電話・メールアドレス)
③ 参加希望内容(上演・講座)

(講座お申し込みの方は)
④応募動機

【応募締切】
・各講座・研修に参加を希望する方:11 月2 2 日(金)迄
・リーディング/ 発表会・モノローグ・シンポジウム観覧:上演日前日迄

【お申込み・お問合せ】
日本演出者協会九州ブロック
メール: info.jda.fukuoka@gmail.com
フォーム: https://forms.gle/NA6zZLZbPQ5GMpLf6

【お問合せ先】
電話:092-752-8880/FAX:092-262-5047
住所:福岡県福岡市中央区大名1-14-28-405
( アートマネージメントセンター福岡 内 演出者協会九州ブロック)

上演・講座の詳細

リーディング上演「ジョン・シルバー」

演出:山田恵理香

日程
11月30日(土)15:00開演
12月1日(日)15:00開演

会場:冷泉荘

出演
五味伸之(空間再生事業 劇団GIGA)
せとよしの(空間再生事業 劇団GIGA)
猛者真澄(空間再生事業 劇団GIGA)
梅田剛利(劇団翔空間)
ケニー(非・売れ線系ビーナス)
宗真樹子(劇団きらら)
中村卓二(リトルモンスターエンターテイメント)

内容
唐十郎の現スタイルが確立されたと言われる初期作品のリーディングを創作し上演します。各回、終演後に演出者による語り場を設けます。

トーク
11月30日(土):山田恵理香+広田淳一(アマヤドリ)
12月1日(日):山田恵理香+下松勝人(名島表現塾/大耳ネットワーク主宰)

定員
各回40 名

予約受付
11月29日(金)迄

講座A:演出「唐十郎妄想劇場」

戯曲の背景と現代を繋ぐ上演計画(演出プラン)をつくる!

日程
①11月28日(木)19:00~22:00/初見読み
②12月3日(火)19:00~22:00/演出プラン持ち寄り
③12月8日(日)10:00~19:00/発表
※最終日に演出プランを発表します。

会場
①、②冷泉荘
③あじびホール

アドバイザー
和田喜夫

内容
講座初日に参加者同士で初見読みを行い、演出プランの作成を行います。演出プランを作成したことがない人も、ディスカッションを通して人に自分のイメージを伝える術を学びます。12 月3 日、8 日は日本演出者協会事務局長の和田喜夫がアドバイザーとして参加します。

使用脚本
ジョン・シルバー

定員
10名

予約受付
11月22日(金)迄

講座B:演技「イメージを刺激するカラダ」

戯曲の豊穣なイメージを体現する演技術!

日程
11月29日(金)19:00~22:00

会場
冷泉荘

講師
広田淳一

内容
ボディムーブメントと俳優同士のコミュニケーションに着目し、戯曲の言葉が持つ豊饒なイメージを俳優が空間に立ち上げるワークを通して、戯曲に触れ、ひもとくアプローチ方法を学びます。演劇初心者の方から、経験者の方まで幅広くご参加いただけます。

対象
声や体を使って戯曲を表現したい人

定員
20名

予約受付
11月22日(金)迄

講座C:創作「声で観る演劇」

目の見えない人と演劇を共有する術!

日程
①12月4日(水)18:00?22:00/本読み
②12月5日(木)18:00?22:00/空間イメージ
③12月6日(金)18:00?22:00/録音
④12月8日(日)15:00?19:00/感激・鑑賞
※最終日に創作したラジオドラマを発表します。

会場
①②③アクロス福岡
④あじびホール

講師
五味伸之

内容
映画の音声ガイドを作成している団体の方法を基に、唐十郎の処女戯曲を声で観る事の出来る演劇としてつくります。1 日目は脚本作り、2 日目は声の空間づくり、3 日目に録音を行います。最終日に編集した声のドラマを発表します。

使用脚本
24時53分「塔の下」行は竹早町の駄菓子屋の前で待っている

定員
10名

予約受付
11月22日(金)迄

上演2:モノローグ上演「唐十郎独白激情」

九州の劇団から俳優が集結!

日程
12月8日(日)15:00(発表会内にて上演いたします)

会場
あじびホール

演出
流山児祥(流山児★事務所)

出演
九州で活躍する俳優たち(10 名程度)

内容
九州の劇団で活躍する俳優が集まって、日本演出者協会理事長の流山児祥と独白(モノローグ)コラージュ劇の上演を行います。俳優が一人で長台詞を語るモノローグは、俳優自身の力量が非常に重要になります。各劇団から集まった魅力あふれる俳優達による、独白劇をお楽しみください!

定員
80名

<稽古を公開します!>
①12 月5 日(木)15:30 ~ 20:30 /冷泉荘
②12 月6 日(金)13:00 ~ 18:00 /冷泉荘
③12 月7 日(土)13:00 ~ 20:00 /アクロス福岡
※見学希望の方は前日までにご予約ください

シンポジウム「残る戯曲の条件」

日本の戯曲研修セミナーを通して見つめる・語り合う

日程
12月8日(日)15:00(発表会内にて開催いたします)

会場
あじびホール

司会
川口典成(ドナルカ・パッカーン)

シンポジウムゲスト
流山児祥、川口典成、山田恵理香、五味伸之

内容
12月8日(日)発表会内にて、講座の発表や創作発表とともにシンポジウムを開催いたします。登壇者はリーディング上演「ジョン・シルバー」演出家・山田恵理香氏、創作「声で観る演劇」講師・五味伸之氏、モノローグ上演「唐十郎独白激情」演出家・流山児祥氏、日本演出者協会戯曲部部長・川口典成氏です。

定員
80名

日本演出者協会とは

日本演出者協会は、1960年に設立された日本における唯一の専門的舞台演出家の協会です。
《社会的経済的芸術的地位の確立、芸術的能力の向上のための研究・芸術上の相互援助をはかることを通じて日本演劇の発展に資する》ことなどを目的として設立されました。〈演出家〉ではなく〈演出者〉とした理由は、初代理事長の村山知義の、「演出は単なる職能であり、またプロもアマチュアも参加できる」という理念からです。

唐十郎とは

劇作家・作家・演出家・俳優。東京府東京市出身。明治大学文学部演劇学科卒業。劇団「唐組」主宰。父は理研映画で監督・プロデューサーを務めた大鶴日出栄。前妻は女優の李麗仙(1967年結婚、1988年離婚)、長男は俳優・小説家・映画監督の大鶴義丹。1989年の再婚後にもうけた長女は女優の大鶴美仁音(みにょん)、次男は大鶴佐助。
作家としても活躍、『佐川君からの手紙』で芥川賞を受賞。俳優として自作以外の映画やテレビドラマに出演することもある。他の演出家への戯曲提供も多い。2012年4月より明治大学客員教授に就任。

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