演出家・俳優養成セミナー2022 演劇大学in筑後

演出家・俳優養成セミナー2022 演劇大学in筑後

演出家・俳優養成セミナー2022
演劇大学in筑後

<あしたの演劇>をつくりませんか?皆さんのご参加をお待ちしています。
#わたしのまちの演劇 #まちと演劇 #演劇の世界を広げる #社会包摂 #高校演劇 #まちづくりの演劇を考える

期間:2022年7月24日(日)~10月2日(日)

会場:オンライン/サザンクス筑後

 サザンクス筑後 
〒833-0047 福岡県筑後市大字若菜1104 
TEL0942-54-1200

会場周辺地図はこちら

 [交通アクセス]
JR鹿児島本線 羽犬塚駅から徒歩で約15分
九州新幹線 筑後船小屋駅から車で約20分
九州自動車道 八女ICから車で約10分

演劇大学とは

新しい時代を担う全国各地の若手演出家の養成のためのプログラムとして、2001年より開催しています。第一線で活躍する演出家や、海外の演出家を招いて、短期集中的にセミナーやワークショップを開催し、地方の演劇を牽引する人材を育成します。第一線の技術に触れたいと言うベテラン演出家や、演出家を志す学生だけでなく、演劇に触れてみたい初心者も広く対象としています。

実行委員長あいさつ

今回の演劇大学は「演劇の世界を広げる」をテーマに掲げ、市民と共有したい演劇とその方法について多彩な講師陣と共に学び・考え・語り合いたいと思い企画しました。
演劇経験者・未経験者どちらにも学びになるよう、間口を広く、懐の深いものにしたいと考えています。
演劇大学で過ごした時間が、それぞれの活動に活かされ、〈あしたの演劇=未来の演劇〉が広がることを願っています。
みなさんのご参加を心よりお待ちしています。

演劇大学in筑後2022実行委員会 五味伸之

【A】演劇発見講座
あしたの、「演劇」を考える講座

各地で行われている「〇〇と演劇」の事例について映像を交えて講師に話を聞いてみます。多様な演劇の魅力と創作方法に触れた後は、それぞれが考える「社会とつながる演劇」「まちづくりの演劇」のアイデアを一緒に語り合いましょう。あなたの演劇愛で、あしたの世界を想像してみませんか!!<和田>

コーディネーター:和田喜夫

和田喜夫

1951年山口県生まれ。1982年から11年間、劇作家・岸田理生との共同作業を続ける。92年オーストラリアのアデレード、パース国際演劇祭で『糸地獄』を上演。01年よりオーストラリアやカナダの先住民の劇作家との共同作業を始める。「在日」の演劇人との共同作業も多い。『居留地姉妹』『ウィンドミル・ベイビー』など。演劇企画集団 楽天団代表。日本演出者協会事務局長。


講師:永山智行、須川渡、上田美和、彌冨公成、岡崎賢一郎、小松原修、鯨エマ

永山智行

1967年生れ。劇作家、演出家。宮崎県の三股町立文化会館をフランチャイズとする劇団こふく劇場代表。2001年『so bad year』でAAF戯曲賞受賞。2006年から約10年間、公益財団法人宮崎県立芸術劇場演劇ディレクターも務め、九州の俳優を集めてのプロデュース公演「演劇・時空の旅シリーズ」を企画・演出した。2022年、永山智行戯曲集「ロマンス/いきたひと/猫を探す」が而立書房より出版。

須川渡

福岡女学院大学人文学部准教授。博士(文学)。専門は演劇学。東北地方の農村を中心とした戦後日本の地域演劇について調査を行なっている。近年は地域演劇だけでなく、パフォーマンスの分析やオンライン演劇の実践など、多岐にわたる研究を行う。著書に『戦後日本のコミュニティ・シアター 特別でない「私たち」の演劇』(春風社)、共著に『漂流の演劇 維新派のパースペクティブ』(大阪大学出版会)など。

上田美和

鹿児島県生まれ。現在鹿児島県立伊集院高校演劇部顧問。国語科教諭。平成13年,初任校であった『トシドンの放課後』で九州大会優秀賞一席を受賞。同作品で、平成17年と平成22年に茨城県立友部高校と宮﨑県立妻高校が、全国大会に出場。令和元年、屋久杉の伐採反対運動を題材にした、『ジョン・デンバーへの手紙』で、全国大会優秀賞、自身は創作脚本賞を受賞し、国立劇場での優秀賞公演を果たした。国立劇場版は、今もYouTubeで観られる。

彌冨公成

佐賀市出身。運動部顧問を経て演劇部顧問に任命され、高校演劇の世界へ。顧問として『ママ』『ボクの宿題』など、春夏あわせて全国大会4回出場。他県の体育祭の応援歌の作曲作詞やテレビCMの制作、県機関の啓発ビデオ、小中高校の教材動画作成などを手がける。現在佐賀県立佐賀東高校演劇部顧問(15年目)。依頼公演数は年間約30公演。文部科学大臣優秀教職員表彰、県芸術文化奨励賞、令和4年度県政功労者知事表彰などを受賞。

岡崎賢一郎

福岡県出身。高校時代から演劇部に所属し、以降大学演劇・演劇部顧問として演劇に関わる。2000年より久留米大学附設高校演劇部顧問。2014年全国大会にて『女子高生』が最優秀賞受賞。他に春季全国大会出場3度など。近年はアラビア語や英語を使用したり、ゴールボールという球技をテーマに作品を創ったりするなど、「部員全員がキャストで出演する」「劇的な瞬間がある」お芝居作りを模索中。

小松原修

佐賀大学大学院学校教育学研究科准教授。1999年に医療的ケアを必要とする子どもたちと共に演劇をつくる劇団「チャレンジステージ」を結成。以後、即興演劇の手法をベースに、在宅訪問型の演劇「ファミリーシアター」や、発達障害の可能性のある青少年とコメディドラマをつくる「人笑人(コメディアン)」、さらには同メンバーと音楽バンドに取り組む。2018年文部科学大臣表彰。

鯨エマ

1973年生。NPO法人シニア演劇ネットワーク理事長、だれでもアーティストわくわく代表、舞台ナビLAMP代表。俳優、劇作演出、演劇のバリアフリーコーディネーター。2006年60歳以上のアマチュア劇団を旗揚げし、以来16年間シニア演劇祭の企画、作演出、ワークショップ講師などをつとめる。高齢者や障害者の舞台芸術鑑賞サポート、その人材育成も行う。
  1. 7月24日(日)14:00〜17:00|演劇の世界を広げる(開校式・意見交換)|和田喜夫
  2. 8月 7日(日)19:00〜22:00|まちと演劇|永山智行、須川渡
  3. 8月21日(日)14:00〜17:00|教育と演劇|上田美和、彌冨公成、岡崎賢一郎
  4. 9月11日(日)14:00〜17:00|社会包摂と演劇|小松原修、鯨エマ
  5. 9月25日(日)14:00〜17:00|さらに、演劇の世界を広げる|和田喜夫
  6. 10月2日(日)10:00〜18:00|成果発表準備・成果発表

※発表を含め全プログラムをZoomで行います。

定員:10名

対象:演劇の世界を広げたい人(演出家、俳優、アートマネジメントをしている人、自治体職員、公共劇場職員など)全講座参加できる人(視聴は単発でも可能)

受講料:一般3,000円・大学生以下1,500円

※講座2~4は単発での視聴も可能です。(視聴料:無料・要申込)

各講座とも講座の前日までにお申込みください。

申込締切:7月14日

【B】戯曲・演技講座
あしたの演技のための、生きた言葉に出会う講座・筑後編

あしたの演技のための、生きたことばに出会う講座・筑後編 対面&オンライン

演出家ピーターブルックはこう言う。「演出家は、俳優が仕事をし、耳を傾けるのを手助けする」。では、俳優は何に耳を傾けるのだろうか。この講座では、筑後に暮らす普通の人たちを取材し、そこから人生そのものがぎゅっと詰まった宝石のようなことばを見つけ、そのことばを俳優自身のことばとして演じることを試してみたい。<永山>

講師:永山智行

永山智行

1967年生れ。劇作家、演出家。宮崎県の三股町立文化会館をフランチャイズとする劇団こふく劇場代表。2001年『so bad year』でAAF戯曲賞受賞。2006年から約10年間、公益財団法人宮崎県立芸術劇場演劇ディレクターも務め、九州の俳優を集めてのプロデュース公演「演劇・時空の旅シリーズ」を企画・演出した。2022年、永山智行戯曲集「ロマンス/いきたひと/猫を探す」が而立書房より出版。
  1. 7月30日(土)14:00~17:00|耳を傾けるワークショップ ※対面
  2. 8月20日(土)19:00~21:00|ともだち取材報告 ※オンライン

― 筑後で取材 ―

  1. 9月17日(土)14:00~17:00|筑後の人取材報告 ※オンライン
  1. 9月24日(土)14:00~17:00|書き起こし原稿確認 ※オンライン
  2. 9月30日(金)19:00~21:00|創作実習 ※対面
  3. 10月1日(土)10:00~21:00|創作実習 ※対面
  4. 10月2日(日)10:00~18:00|創作実習・成果発表 ※対面

定員:10名

対象:俳優・演じることや演出を深めたい人・誰かの話を聞くのが好きな人・他人に興味がある人・筑後で取材ができる人・全講座参加できる人

受講料:一般3,000円・大学生以下1,500円

申込締切:7月14日

【C】演出講座
あしたの、「ミュージカル」の創り方

長年、音楽劇やミュージカルを創作してきた演出家と作曲家が、音楽劇の創り方の「いろは」を、これまで上演した作品を例にあげながら具体的にレクチャーします。<トル>

講師:齋藤豊治上田聖子

齋藤豊治

演出家/サザンクス筑後館長・芸術監督。ミュージカルを中心に数多くの作品に出演。1989年、東京から福岡に移り住み、地域に拠点を置いた演劇活動に入る。筑後市民ミュージカルや久留米市民音楽劇などの演出の他、県民文化祭の企画や演出、「こどものためのえんげきひろば」の立ち上げなど、芸術文化振興に積極的に取り組んでいる。現在、九州大谷短期大学名誉教授、サンリオ・エンターテイメント顧問、日本演出者協会会員。
上田聖子

ミュージカル作曲家/音楽監督/歌唱指導者。東京で様々なミュージカルの舞台に立ち、また宝塚歌劇団など、劇団やプロダクションで作曲と音楽監督、歌唱指導を担当した。1990年から約10年間、ニューヨークとロサンゼルスを拠点として作曲活動を行う。2001年に帰国し、2021年度まで九州大谷短期大学表現学科教授として学生の指導にあたる。筑後市民ミュージカルや久留米市民音楽劇などの作曲、音楽監督を担当した。
  1. 9月28日(水)19:00〜21:00
  2. 9月29日(木)19:00〜21:00
  3. 9月30日(金)19:00〜21:00

定員:10名

対象:ミュージカルの演出、作曲を学びたい人・高校生以上・全講座参加できる人

受講料:一般3,000円・大学生以下1,500円

申込締切:8月28日

【D】あしたも、読みたい名作戯曲

戯曲!戯曲って、お酒です。小難しいウンチクよりも味わうことが重要!一人で読んでも味わい深いけど、せっかくなので「声」に出して、もっといえば「いろんな声」で味わってみませんか。いろんな人の声で聴いてみる。いろんな人の声を聞いてみる。(そしてあわよくば自分のなかで熟成…)そんな時間にできればと思います。<川津>

講師:川津羊太郎(昼の部)、岡崎賢一郎(夜の部)

川津羊太郎

劇作家。1976 年熊本県生まれ。2010 年、たまたま手にした戯曲『三月の 5 日間』(作・岡田利規)に感銘を受け、初めて戯曲を書く。2012 年、戯曲「白霧狂ひつ、闇裂きつ。」が第 4 回泉鏡花記念金沢戯曲大賞・佳作を受賞。同年、戯曲「憑依」が第 4 回九州戯曲賞大賞受賞。2014年、短編戯曲「街に浮遊する信号器」が第2回せんだい短編戯曲賞大賞受賞。妄想と日常がシームレスに溶けあう世界を描くのを得意とする。

岡崎賢一郎

福岡県出身。高校時代から演劇部に所属し、以降大学演劇・演劇部顧問として演劇に関わる。2000年より久留米大学附設高校演劇部顧問。2014年全国大会にて『女子高生』が最優秀賞受賞。他に春季全国大会出場3度など。近年はアラビア語や英語を使用したり、ゴールボールという球技をテーマに作品を創ったりするなど、「部員全員がキャストで出演する」「劇的な瞬間がある」お芝居作りを模索中。

昼の部
10月1日(土)14:00〜17:00 創作実習
10月2日(日)10:00〜18:00 創作実習・成果発表

夜の部
10月1日(土)18:00〜21:00 創作実習
10月2日(日)10:00〜18:00 創作実習・成果発表

定員:昼の部・夜の部ともに10名

対象:俳優・劇作家・演出家

受講料:一般1,000円・大学生以下500円

申込締切:8月28日

【E】成果発表

「A演劇発見講座」「B戯曲・演技講座」「D名作戯曲」の成果発表を行います。

対面…AはZoomで行うものをパブリックビューイングします。BとDは実演となります。

オンライン…いずれの成果発表もZoomで配信します。

10月2日(日)14:00〜16:50|成果発表

観覧・視聴料:無料≪要申込≫

会場での観覧、もしくは、Zoomでの視聴のどちらかをお選びください。

申込締切:10月1日

【F 】シンポジウム

演劇の世界を広げる―まちと演劇― オンライン

九州各地で、さまざまな形で演劇に携わり、市民・まちとの関わりも深いパネリストが、〈あしたの演劇〉〈まちづくりの演劇〉の課題と夢を話し合います!

進行:和田喜夫+実行委員
パネリスト:青柳達也(劇団SA-GA/佐賀)、日下渚(劇団水中花/大分)、たじま裕一(長崎ドラマリーディングの会/長崎)、谷瀬未紀(ピカラック/福岡)、当山彰一(劇艶おとな団/沖縄)、永山智行(劇団こふく劇場/宮崎)

10月2日(日)19:00〜21:00

視聴料:無料・要申込

申込締切:10月1日

お申込み方法

A演劇発見講座(全プログラム) B戯曲・演技講座 C演出講座 D名作戯曲
申込フォーム、もしくはメールでお願いします。

https://forms.gle/TkhuBriF8AiQXeNr8

※メールでお申込みの場合は、希望講座、お名前、メールアドレス、ご住所、電話番号、簡単な演劇歴と参加動機のご記入をお願いします。 

・締切日は講座によって異なりますのでご確認ください。
・希望者多数の場合は実行委員会で選考させていただきます。
・AとBの一部はZoomを利用して行いますので、Zoom接続が可能な方が対象になります。

A演劇発見講座(②~④の単発プログラム) E成果発表 Fシンポジウム
チケットシステム「Peatix」からお願いします。

https://endai-chikugo2022.peatix.com

 ※上記のシステムが利用できない方は、希望講座/プログラム、お名前、メールアドレス、ご住所、電話番号、簡単な演劇歴をご記入の上、メールでお申し込みください。

メールお申込み先:演劇大学in筑後 
endaichikugo@gmail.com

日本演出者協会九州ブロックホームページでもご案内しています。
http:jda-kyushu.com/endai-chikugo

・講座A~Dは希望者多数の場合は実行委員会で選考させていただきます。
・「A演劇発見講座」と「B戯曲・演技講座」(一部)はzoomを利用して行います。zoom接続が可能な方が対象となります。
・「A演劇発見講座」のプログラム②~④は単発での視聴も可能です。

お問い合わせ先
演劇大学in筑後実行委員会(サザンクス筑後内)
TEL 0942-54-1200
Email endaichikugo@gmail.com

一般社団法人日本演出者協会 
TEL 03-5909-3074
HPhttps://jda.jp/
Email j_d_a_info@yahoo.co.jp

新型コロナウイルス感染症対策について

対面講座を受講される方は以下の点についてご協力をお願いいたします。

●風邪症状、発熱のある方はご来場をお控えください。その際には演劇大学in筑後実行委員会までご連絡ください。
●マスク着用の上、ご来場ください、手洗い、咳エチケットの徹底をお願いいたします。

開催にあたり、新型コロナウイルス感染症対策を充分に行いますが、状況によっては変更する場合がございます。最新の情報を日本演出者協会ホームページでご確認ください。ホームページでは日本演出者協会の感染症拡大防止ガイドラインも確認できます。

文化庁委託事業「令和4年度次代の文化を創造する新進芸術家育成事業」

[主催]文化庁、一般社団法人日本演出者協会
[企画制作]一般社団法人日本演出者協会
[企画運営]演劇大学in筑後2022実行委員会、一般社団法人日本演出者協会

演劇大学in筑後2022実行委員会:五味伸之(実行委員長)、石田聖也、上田奈津美、上野隆樹、日下部信、古賀今日子、松岡優子、山田恵理香、ルーシー・ラブグッドウィル

[宣伝美術]増坂タカヒロ
[共催]公益財団法人筑後市文化振興公社
[協力]九州大谷短期大学、福岡県高等学校芸術・文化連盟演劇部門